命にかかわることも!肥満が原因でかかる病気
肥満が原因でおこる6つの代表的な疾患をピックアップ。それぞれの病気の主な症状、原因、治療法、予防方法をまとめてお伝えしています。
知っておきたい肥満が引き起こす6つの病気
太っていると、血行が悪くなったり、コレステロール値が上がったり、冷え、むくみなどのさまざまな不調が出てきます。これらの小さな不調が積み重なると、肥満は大きな病気につながることもあります。
中には命にかかわる重大な病気もあるので、どんな病気になりやすいか、それぞれの疾患の特徴や予防方法について知っておくことも大切です。
以下に肥満が原因でおこる6つの代表的な疾患をピックアップしました。各ページも参考にぜひ目を通してみて下さい。
糖尿病
肥満の人が最もなりやすいと言われるのが、糖尿病です。過食や甘い物の摂りすぎなどで、慢性的に血糖値が高い状態が続くことで発症します。食事にかなりの制限が設けられたり、神経障害、白内障、腎臓病などの合併症を引き起こすことも。
脳梗塞
日本人の死亡原因の4位とも言われる重大疾患で、動脈硬化によって脳の血管が詰まってしまいます。とくに太っている人は、血中のコレステロール値が高く、血の巡りが悪いために動脈硬化や血栓ができやすくなります。
心筋梗塞
突然、激しい胸の痛みに襲われる心筋梗塞は、ガンに次いで日本人の死亡原因で多い疾患です。脳梗塞と同様で、太りぎみで血液がドロドロしている人、高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病の人は発症するリスクが上がります。
高血圧
血圧が慢性的に正常値よりも高い状態のことで、肥満の人の多くが高血圧とも言われています。高血圧自体に自覚症状はないですが、動脈硬化、糖尿病、脳梗塞などの病気にかかるリスクが高まるのが怖いところです。
脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症は高脂血症ともいい、コレステロール、中性脂肪、飽和脂肪酸の数値が通常より高い状態のことをいいます。肥満症やメタボの人は、ほとんどが脂質異常症(高脂血症)と診断されることも。放っておけば、高血圧、糖尿病へと進行していくリスクがあります。
変形性膝関節症
膝関節の軟骨が徐々にすり減って、膝に水が溜まったり、ひどい人では歩行が困難になります。老化の他には、体重が重過ぎること、脂肪が多過ぎるせいで重心が崩れることなどが原因と考えられています。