肥満治療の外科手術
外科手術による肥満治療について紹介をしているカテゴリーです。胃の手術について、また脂肪吸引について、それぞれのページでくわしく解説をしています。
まずこのトップページでは、各ページの概要(各手術の概要)を簡単にまとめてみたのでご覧ください。
胃の手術
胃の手術による肥満治療は、病的肥満、高血圧、糖尿病、心臓病、脂質代謝異常といった病気が心配される場合に行なわれるのが普通です。メスを入れることになるのでリスクを伴いますが、これまでなかなか痩せられなかった人には大変効果的です。
以下に、4つの胃の手術について簡単にまとめました。
胃バイパス手術
胃をカットして小袋を作り、小腸をつなげます。栄養吸収の程度を調節し、エネルギーの取り込みを少なくできます。少ない食事で満腹感を得られるようになり、大幅な減量も期待できます。
胃バンディング術
胃の上部にバンドを巻いて締め付け、胃を2つの部分に分けます。上方の小さな胃の部分が満たされると満腹感を感じるので食事の摂取量を抑えられます。
胃形成術(切除術)
胃を切り取って小さくする手術で、食事摂取の制限による体重減少が見込めます。手術方法は、開腹手術と腹腔鏡手術の2通りがあります。
十二指腸転換術
正式名称は「腹腔鏡下十二指腸転換を伴う胆膵バイパス術」。主に栄養吸収を制限することによる減量が期待できます。
脂肪吸引
吸引箇所に小さな切れ目を入れ、細いストローのような器具を挿入して吸引機で脂肪を吸い取ります。
部分痩せが可能であり、リバウンドの恐れも少ないのがメリットです。また、他の手術と比較して傷口も小さくて済みます。
ただ、術後は腫れや痛み、出血があるほか、小さな傷も残ります。また、脂肪を取り過ぎると皮膚がたるむので注意が必要です。小さくても手術なので、リスクは付き物。クリニック選びは慎重にしましょう。
身体の状態によっては手術ができない場合もあります。