妊娠した場合に考えられるリスク

太っている人が妊娠した際のリスク、かかりやすい病気について解説しています。

妊娠中に肥満になる原因

妊娠前から太り気味の人は、妊娠することによってさらに太って肥満になってしまうことがあります。

食欲にまかせて食べ過ぎてしまう

妊娠中は赤ちゃんのためにしっかり栄養を摂取する必要がありますが、妊娠前から食べ過ぎの傾向にある人は、妊娠中は余計に食欲のまま食べ過ぎて太ってしまう傾向にあります。 妊娠中ならたくさん食べてもいいという気の緩みも、太りすぎてしまう要因のひとつでしょう。

妊娠中は太りやすい体質になる

妊娠中は赤ちゃんのために栄養を溜め込みやすい体になるため、妊娠前と変わらない食生活をしていても、エネルギーや脂肪を蓄積して太りやすくなってしまうことがあります。 また、水分も溜め込みやすくなるため、水分量だけで体重が増えたりむくみやすくなったりします。さらに、つわりなどで体調が悪いと動くことも少なくなり、摂取カロリーが増えて消費カロリーが減り、太りやすい条件がそろってしまいます。

妊娠中は便秘になりやすい

妊娠中は、女性ホルモンの影響で腸の動きが滞ったり、おなかの中で赤ちゃんが育って子宮が大きくなり、腸を圧迫することなどから便秘になりやすくなってしまいます。 便秘になるとそれだけでも体重が増えておなかが張るようになりますし、代謝が悪くなってますます太りやすくなります。

肥満による妊娠時のリスクとは

太っていることで、女性は妊娠時にもさまざまなリスクがあります。

現在、BMI値が25を超えている人は注意が必要。35以上で超肥満と言われますが、そこまでいくと、妊娠の経過や体重増加も厳しく管理されることになります。

BMI値が25以上ある人は、妊娠時に次の疾患にかかるリスクが高くなります。

妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)

妊娠によって血流や血管に負担がかかり、高血圧、尿タンパク、むくみなどの症状が出る病気。進行すると痙攣発作を起こすこともあり、ママやお腹の赤ちゃんにも悪影響を与えてしまいます。

妊娠糖尿病

妊娠中にかかる糖尿病のことで、主に妊娠中のインスリン増加が原因で起こります。ママが糖尿病になると、巨大児、未熟児が生まれたり、出産後の体に影響が出ることも。赤ちゃんへの影響を避けるには、早期発見をして食事、運動療法を行うことが大切です。

神経閉鎖障害

赤ちゃんの先天性疾患のひとつで、生まれつき運動障害や排便障害が出たり、脳が形成されない無脳症になることがあります。主な原因は、遺伝や妊娠中のママの葉酸不足。無脳症の場合、発覚するとほとんどの場合が流産、死産となってしまいます。

赤ちゃんのためにも、妊娠前からダイエットを始めよう!

妊娠中に太りすぎるのは危険

妊娠中にある程度体重が増えるのは仕方のないことですが、肥満になって別の病気を引き起こしてしまう可能性もあります。毎日の食事量や運動量、体重の変動などは自分でしっかり把握して、意識してセーブする必要があります。

妊娠中に太り過ぎないためには妊娠前からのケアが大切

妊娠中に食欲が増えたり栄養を溜め込みやすくなるのは自然なことであり、太らないようにするのは簡単なことではありません。特に、妊娠したから太りすぎないようにと、食べる量をセーブしたり過激な運動を増やすのは危険です。 妊娠中に体重を増やし過ぎないようにするには、妊娠前から準備しておくことが重要です。 赤ちゃんの健康を守り、赤ちゃんを授かりやすくするためにも、女性は妊娠前から肥満にならないように気をつけておいたほうがいいでしょう。

妊娠中の無理なダイエットは厳禁

妊娠中に太りたくないからといって、食事を制限するといった無理なダイエットはしないようにしましょう。神経閉鎖障害などの胎児の先天性疾患は、妊娠時のママの栄養不足が原因で起こるケースも少なくありません。 きちんとバランスの取れた食事をとって、必要なら軽い有酸素運動を取り入れるようにするだけでも十分肥満防止になります。

1人で難しい場合は肥満外来などの利用も

ダイエットはどんな状況でも、自分の力だけではなかなかうまくいかないものです。 妊娠中はジムに通って運動したり食事制限をするのは危険ですので、どうすればいいかわからない場合は、肥満外来などに通って医師のサポートを受けるとよいでしょう。 太りにくい健やかな体質が手に入れば、赤ちゃんとママの健康維持にもつながります。

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